8月23日はご縁がありヴォーリス女子のジュニアユースクラブチームと
練習試合をさせて頂きました。
ここの代表は滋賀サッカー界の人は知る人ぞ知る滋賀サッカー界を押し上げた
元滋賀県サッカー協会会長の松田保先生でコーチは守山高校時代の教え子の一人でも
あり先生の右腕的存在の城内コーチ。
先生のことは僕はよそもんでもありあまり存じ上げてなかったですが
滋賀サッカーの話や先日の女子ワールドカップの観戦された土産話をして頂き
とても奥深い時間で感激しました。
改めて、良い環境で、且つ、貴重な体験をさせて頂き心より感謝申し上げます。
実はこの城内兄弟さんと僕は縁が深くお兄さんは僕がHAYAMAの指導者をする前に
HAYAMAの指導者をされていてまた僕がHAYAMAを教えながらジュニアユースの
クラブチームの指導に携わった時もそのチームで入れ替わりで指導していました。
そしてその弟さんは笠縫オレンジの指導をしてましたがHAYAMAファンでもあり
HAYAMAがフットサルで全国出場した時もずっと応援に駆けつけてくれて
決勝戦で僕が試合に出てない選手を(忘れもしません)1-0で緊迫した中で
残り4分44秒で選手交代した時に、決勝でシーンと静まり返る会場で応援席から
「こんなときにまで教育的采配せんでええやろ!!」って言うたのが彼でした((笑))。
その後、彼はHAYAMAで指導してくれたこともありました。
彼は滋賀サッカー界の情報をたくさん持っていて、且つ、野望も持っていることから
僕のことを大事にしてくれて色々とLINEで情報交換したりしています。
滋賀サッカー界の課題はJリーグ無し県だけでなく女子サッカーの育成でもあります。
僕の私見ですが滋賀サッカーの底上げを考えると他県に流れる優秀な選手を滋賀で
育成できる環境をつくろうとなさってるんだなと思っています。
さて、女子サッカーですが僕はサッカーの指導者はワールドカップでも何でも
女子サッカーの試合を観戦することで指導能力は向上すると思っています。
男子に比べて人もボールも動きが比較的スローであること。
でも戦術は男子も女子もほぼ同じなので映像で全体を俯瞰して観察すると
(俯瞰ふかん・・・鳥の目のように上から見下ろすこと)予測しながらオンザボールや
オフザボールの展開が分かりやすい。だから、昔から僕はHAYAMAの子供たちに
女子の試合は見ると勉強になるよ!!って言うてました。
僕がHAYAMAのコーチをしたときはジュニアユースのクラブチームだけでなく
栗東FCスクールのコーチと栗東FCリブロの女子チーム(関西リーグ)もコーチを
してました。
そのこともあってHAYAMAの6年チームと栗東FC女子チームと試合をしたもんです。
一般的に当時の女子レベルでは
女子日本代表で男子高校生レベル、関西リーグや地域リーグで男子中学生レベルって
言われていたので、HAYAMAは小6でしたが勝ったり分けたりで負けることは
ありませんでした。
近年は女子日本代表がワールドカップで優勝して以降、やはり女子サッカーも
盛んになりジュニア年代から男子顔負けのプレーをする女子もHAYAMA百華のように
かなりレベルがあがっっていることを今回のヴォーリスさんとの練習試合で
肌で感じました。
HAYAMAチームは平日だったこともあり参加率が低いかったですが身体的には
大きい選手が多かったので相手を見た(間合いとか)個の仕掛けやプレーエリアを
確保したうえでのプレーについてはかなり効果的な実のある練習試合だったと
喜んでいます (*^^)v
僕も選手たちの接し方など先生の一挙手一投足を見てかなり勉強にもなりました。
子供たちと一緒のように得るものがあったのでとても貴重な時間だったと思っています。
大人のサッカーの練習方法をいきなり小学年代にとりいれる指導者がどや顔で
指導しているチームもありますが、メニューによってはとても難しいもんです。
中学サッカー、高校サッカーではどうでしょうか。
男子中学や高校サッカーではスピードと心肺機能の向上や筋トレが欠かせないのと
違うかなと思っています。
僕の時も雨の日や公式戦の翌日の月曜日は長距離走や階段ダッシュ、筋トレが
多かったですね (涙)
プレーのためのというより当たり負けすんな!1対1で負けんな!って目的が
大きいんじゃなかでしょうか。
対して高校や中学女子サッカーに注目してみると先ほども言いましたが
蹴ってるボールスピードや走るスピードも男子に比べると遅いですよね。
女子サッカーが男子サッカーに劣っているということではなく男女の骨格や筋力の違いが
出ているからでしょう。
スピード、パワーの点では少年サッカーに近い存在ということを先日の練習試合に
参加したHAYAMAっ子たちは実感したと思いますが、基本スキルも非常に高度で、
判断力も男子に劣らないと思っています。
彼女たちのサッカーを見ていると、ボール扱いにとても忠実でボール扱いの上手い選手が多くて
驚きました。
城内コーチが2年がかりでここまでもってきたと言うてましたが
大変な苦労だったと思います。
また、ロングボールを多用せず、グラウンダーのパスをつないで相手を崩したり
精度のあるアーリークロスで効果的な攻撃を仕掛けてくることにもびっくりです。
1対1の場面ではフェイントをしっかり使って抜いてくるし(特に14番さん)、
男子サッカーのようにダッシュ力やボディコンタクトで相手をブロックするということもあり
僕は数年前に国体成年女子に関わったりしていましたが女子サッカーの進歩向上には
驚いてばかりでした。
女子の中学、高校、成年サッカーはマジで少年サッカーのお手本になると再認識しました。
前にネットニュースかサッカーの雑誌で聖和学園の女子チームの監督の記事を
読んだことがあります。
その監督さんはバスケットのご出身だそうですがそのバスケットボールの練習の
ノウハウをサッカーに応用して成功した方だそうです。
「バスケットはボールと周りを一度に見ることができる(同一視野に入れる)ことが
できるが、サッカーは違う!!」でした。
「サッカーは、ボールが足もとにあり、周りを見るためには顔をあげなければならない。
ここにサッカーの難しさと楽しさがある!!」
ずぅぅぅっとサッカーやってきた僕にはなかなか理解しがたい言葉でしたが
「そうやねんなぁ~、ここに気づかないといけんねんな~!!」って
普通に当たり前の言葉がすごく新鮮な気持ちになりました。
女子サッカーはとても基本に忠実で、男子のように筋力に頼ることがないので
練習メニューも小学生にはお手本になるとおもって城内コーチと多くを話しました。
逆に、彼はHAYAMAの練習が身体能力に頼らないことをHAYAMA時代に
学んだのでヴォーリスでその経験が非常に生きていて感謝していると言われました。
「シュートやパスをしたらその足で走り出す」
「スペースがあったら走りこむ」
「ボールを持っていたらスペースを切り裂くようにボールを運ぶ」
「選手が動きながらスペースを作っていく」などなど
澤木さん!何言うてるん!!あんたから学んだことでっせ!!って城内節炸裂!!
どれも小学生のサッカーで小学生のうちに基本を身につけて欲しいスキルやん!
ってあんたが言うてたんでっっせ!! (^^)/
って澤木さんにこんなため口できるのもワシぐらいでしょ!!
ホンマ、スミマセン!!
(彼の口癖は相変わらず変わってない (笑) )