昨日のここでも周りを見るってこと・・・
どこを見るのか!?ってことを説明しましたが
試合で耳にする、試合で見る “あるある” の続編です 笑
よく、「周りを見ろ」「(相手の)マーク外せ」「動いてフリーになれ」
なんて言葉がベンチから声がかかります。
これってふつうにサッカーのもともとの常識的になっていますが
おそらくジュニア年代の子供たちもわかってないかも!?
って言うか、中学や高校年代でも「周り見ろ」って言われて
*自分の位置、*相手の位置、*ゴール、*ボール、*スペースを見るって
わかってやっている選手がどれだけいるか。。。
暇あれば、ビッグレークやJグリーン堺に車を走らせ中学年代や高校年代、
あるいは社会人の県リーグ?府リーグ?関西リーグ?の試合を見ますが
ビッグレークで見る試合とJグリーン堺で見る試合の質が違うのは
この「周りを見る」ことからスタートしているように思います。
「マークを外せ」ってこれもそう・・・
相手選手がどれくらい離れていたらフリーなんでしょうか?
昨日も、虫の目と鳥の目の話をここでしましたが
受け手がフリーだと思っている状態と
ボールを持っている出し手から見たフリーである状態は違うかも???
フリーとは何か?これは出し手と受け手の認識が一致してないと
試合のあらゆる局面でフリーって状態の判断は難しいからこそ
僕が練習でよく伝えていますが、
昔、流行った言葉ですが「アイコンタクト」すなわち目を合わせて意思疎通を図る。
って動作です。
だから、相手を見ろ!ボールばっかり見るな!背筋伸ばせって姿勢が大事で
いつも良い準備ができるってことです。
人間の体は足を浮かせて踏み出そうとするその一歩の方向にその足をおき
重心がそこにかかると、他の方向や次の方向にすぐに動きにくくなります。
これはメッシでもクリロナでもベッケンバウワーでもペレでも誰でも変わらない
人間の弱いところです。
すなわち、相手の一歩は重心の変更ができない一歩なので、受け手と出し手は
このタイミングを見て、受け手が動いて、出し手がパスすれば、おのずと、
マークが外せるんだってことです。
相手の一歩分ぐらいに出すことでマークが外せるってことで
卒団した29期生なんかも昨年11月くらいから笠縫東さんと一緒に活動する
くらいのタイミングから声を出さないとなかなか意思疎通がとれない中で
「フリー!フリー!」って言葉が飛び交うようになってきてアグレッシブな
試合運びができるようになってきたのはそういうフリーの状態がみんなで
揃ってきたんだと思って見てましたが、そういう状態になれば相手より先手の
攻撃ができて観ていても面白くなるってことですね。
それと、人間の特性を考えた動きとして
先ほどの「周りを見ろ」って話に戻すと・・・
どこを見て、あれこれ考えておくのかは、すでに言いましたが
片方の手の人差し指を15cmくらいの目の前に立てて
もう片方の手の人差し指を腕を伸ばして手前に立てた指の後方に立てて
目でそれらの指を見てください。
そして遠いとこに立てた人差し指を見ると近くに立てた人差し指も
自分の視界に入りますね。
しかし、手前に立てた人差し指を見ると、遠いところに立てた人差し指は
ぼやーっとしか見えませんね。
森を見た場合、森を見ていると一本一本の木々はそれぞれが見えますが
木だけを見てしまうと、どうですか? 森が見えなくなりますね。
だから、僕は「遠いとこを常に見よう」って習慣づけるために言っています。
遠いところ見ていれば近くも自ずと見えて考えやすいってことです。
例えば、キーパーやバックであれば、フォワードの動きやフリーになれそうか
どうかまで見えてきたら、言うまでもなく、ハーフや中盤の選手のことも
見えるはずですね。
これとは同じ理屈で速さについても「早く動いているものを見よう」です。
ワンタッチの早いプレーが見えるのであれば、ツータッチやスリータッチの
動きなんかはワンタッチの動きよりも遅いですから見えますね。
逆に、ツータッチから見るとすればそれよりも早いワンタッチプレーは
早いからこそ動きの変化ができにくいとか・・・
昔は必要以上に「周りを見ろ」っていうより指を立てて(ケンカ売ってないですよぉ 苦笑)
「遠いところ見ろ」って言ってましたね。
これは、キーパーからフィールドプレーヤーまでサッカー選手なら全員が
大事なことかなって思います (@^^)/~~~
ぜひ、おうちで人差し指使ってやってみて試合でも意識してみると
プレーの質がグググググゥゥゥゥゥンとUPすると思いますよ♪