ジュニア年代のサッカーはジュニアユース年代からするサッカーとは
どう違うのでしょうか?
ジュニアサッカーは8人制、ジュニアユース年代以降は11人制。
8人制も11人制も同じサッカーです。
*相手との駆け引き
*味方との意思の疎通
これは共通して体得できますね。
いずれにせよ、サッカーとしての本質は共通していると思います。
そこらへんはジュニア指導者はしっかりとサッカーの要素を含む
トレーニングや戦術的・技術的な思考を養っていくことが大切なのは
言うまでもなかです。
日本サッカー協会さんはサッカーの試合の構成要素として
「ピッチ、ゴール、相手、味方、ルール」としています。
これらにサッカーというスポーツの競技特性として
勝敗や競争、判断力、そしてさらには、自由や連続性、チームプレーが
発生しますね。
サッカーのゲームはこれらを全て含んでいるので子供たちの選手たちも
楽しく “ゲームが最良のコーチ” って誰かが名言として言うてました。
HAYAMAでもここ2,3年なかなかトレーニングの成果が試合で
発揮できず我々指導者は試行錯誤して取り組んでいますが
トレーニングメニューを考える時にどうも練習の目的(キーファクター)に
こだわりすぎているのかな???と・・・
実際にトレーニングをおこなってみるとゲームの状況とかけ離れたり
選手たちがあまり楽しめなかったりということも時々感じます。
そんなときは、ただやらせているだけでなく、この練習はゲームのときに
どんな状況で発生するかな?だから奪わないためにどうしたら良い?とか
奪うためにどうしたら良い?とか子供たちにゲームの状況をイメージさせながら
問いかけ式で頭を使いながら取り組ませたり、フリーズして再現性からの
成功事例体験をしてあげたり指導者側も工夫して取り組んでいます。
若い指導者やサッカー経験の少ない指導者さんはどうしても
やらせているだけでトレーニングの子供たちの取り組む空気もしっかりと
理解して察知してやり方を変えるとかトレーニングの負荷を弱めたり強めたり
することも必要だと思って見ています。
「サッカーはサッカーをすることで上達する!!」これも何かの本で
著名な方がおっしゃってましたが、我々指導者も常にサッカー観を磨いて
アップデートすることが大切だと思います。
ジュニア年代のサッカーはとにかく先ず、好きこそものの上手なりけり!!
ピッチ上で子供たちの自身の判断でああしよう♪こうしてみよう♪って
自由な発想から仲間と意思疎通(コミュニケーション)をとって
相手ゴールに相手よりたくさんボールを入れることです。
指導者が試合に勝ちたいから子供たちに勝つため、勝てるようにシステムや
戦術にこだわりすぎてどこか不自由そうにプレーする選手たちを今まで何度も
見てきました。
試合が終わって相手チームの監督さんが試合には勝ったけどHAYAMAの子たちに
うちの選手たちはボールを持たれ放題でドリブルやパスで遊ばれて勝った気がしない!!
ってよく声をかけられますがHAYAMAの選手たちも負けたことにもちろん悔しがってますが
試合後のHAYAMAの子供たちと相手チームさんの選手さんの表情をみたら
どっちが勝ったかわからないくらいってことがたくさんあります。
自由なはずのサッカーが、システムや大人の考えをたたき込まれた戦術によって
せっかくの12歳以下の特徴であるゴールデンエイジの特性を生かした
人材育成とした目先指導ではなく将来活躍指導でジュニア年代内に試合は通過点として
たまたま勝利であって、たまたま県大会であって、たまたま全国大会だったって
いうこと。
HAYAMAは3年前までは15年県大会蓮続出したり、全国大会もサッカーや
フットサルで県大会優勝して出場していますが、
子供たちが卒団して当時の頃を振り返って口にするのは
「全国に出たことが嬉しかったんじゃなく努力したら努力した分だけ自分の
心や身体、技術が逞しく勇ましく成長していることが感じれたこと!!」
そうなんですよ♪何が何でも勝て勝てはジュニア年代には必要ないんですよ。
ジュニア年代では基本や基礎をしっかりと身につけて、やることちゃんとやって
試合は、書いて字のごとく、”試し合い”
大人がわざわざ勝てよ!!って言わなくても戦う以上は、勝ちたいって思うのは
当たり前!その勝つための方法は子供たちがああしよう、こうしようって
創意工夫でトレーニングの成果を試し合って自由に発揮してくれたら
相手があるのが競技スポーツの試合ですから、たまたま勝った♪だと思うね。
プロじゃないんだから!絶対に勝つ試合とか負ける試合とかやる前から
分かりませんよね?
わかってたら宝くじや競馬でもみー----んな億万長者だ!! 笑
だから、認知➡判断➡行動をゲームで数多く経験させてあげて、
また、練習では人として、夢や希望、目標設定して達成できるように行動できる
PDCA(ピーディーシーエー)をスパイラルアップできるようになれば
僕たちジュニア年代の指導者としては指導者冥利に尽きるんじゃないだろうか。
そういう信念がHAYAMAスタッフ全員にあるからここ3年は県大会や全国大会は
ご無沙汰していますが、それでも、次のカテゴリー以降で活躍して話題になる選手は
毎年、HAYAMA卒団生が多いんですよねぇぇぇ (^_-)-☆
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