ここ2,3年のハヤマの子を観察していると(6年生)感情を表に出すことが
苦手っぽい子が多いかなぁって感じます。
Jリーグが発足した時なんかはJリーガーが点を決めたら個性的なパフォーマンスを
カメラ前でしていましたが(カズダンスもその一つですね)
それをマネして子供たちもゴールを決めたら喜ぶ練習なんかもしてたもんです 笑
そういう意味でも、栗東という地域性?葉山東や葉山学区の地域性?それとも
学校教育の退化?なのでしょうか?
子どもたちがゴールを決めても喜びの感情を表現できないのは何だか寂しいね。。。
空気を読んだり、察したり、おまけに暗黙の了解なんてものがある・・・
野球なんかでも大差で試合に勝っていたら最終回では盗塁なんかしない!?
なんて意味不明なルールもあるらしい・・・知らんけど (^^;
自分が思ったことを、やってみたいと思ったことを自由に発表できないの???
ことわざに『出る杭は打たれる』って言葉がありますが、いろいろな周りの
同調圧力の影響も強いと思います。
僕なんか県協会の役員しているときは県大会公式戦の準決勝と決勝戦の実況と
閉会式・表彰式の司会を担当しました。
県大会公式戦の準決勝・決勝戦は選手入場の時の選手紹介や試合中にゴールが
生まれた時なんかは僕がマイクを持ってアナウンスするんですが
「おまえはテレビの見過ぎや!!」って会長に叱られながらも約3年かな
「ゴォォォォォォォル!ゴ、ゴゴゴゴゴォォォォル!」
「ただ今の得点は太陽FC国分!背番号4番!サワーーーキカズヒロォォォ!」
(僕ジュニア時代はフォワードだったんです(笑))
なんて盛り上げちゃってました 爆笑
出したい杭はどんどん出せ!!なんてことわざは日本になくても
ハヤマにはあります (@^^)/~~~
確かに、空気が読めたり、察することができるってことは、ポジティブでもあります。
相手の心情に立って気配りができるってなかなかできないことですから・・・
一般的に、学校でも、社会に出ても、自分たち日本人は感情を表に出す機会が
少ないと新聞や雑誌などに書かれています。
また、周りに合わせるのは得意だけど、人前で自分を主張することが苦手とも
言われてますが、現役時代はおかげさまで海外出張が多く色々な国の人と
ミーティングしたりしましたが僕的な結論は「えっ!そうかなっ!?」です。
自分のやってきたことや行けるって判断したこと、すなわち、思いや信念をもって
取り組んできたことを皆に伝えたい!とか、理解して欲しい!とか
そこで、褒められたり!質問がたくさんあって良かれ悪かれ反響があれば
喜んだり、悔しがったり的な表現は万国共通だと思っています。
サッカーに話を戻すと、サッカーは表現力が大切なスポーツだと言われてます。
表現するには、意思が必要ですし
主張する為には、自信も必要です。
そして、自分の感情に忠実である必要があると思います。
僕はハヤマで多くの歴史を見てきましたし実際に自分の手で歴史も築いてきました。
そんな中で今までのハヤマスタイルを築き一世風靡したハヤマOBたちのチームと
ここ2,3年のハヤマっ子たちのチームを見比べて、気がついたことがありました。
サッカーの技術、テクニックや強さが違うのではなく、何ら遜色ありません。
ただ、一人ひとりが自分を表現する力が圧倒的に違うんですよね。
ピッチで、プレーで強烈な意思を持って、感情剥き出しで、主張し、激しくプレーする
9期生たちから26期生たちは近づくと火傷しそうなくらいでした!! 笑
サッカーを表現する!!とはこういうことかと・・・今になってその違いを感じます。
ボール扱いが上手いのはハヤマの子たちはとてもうまいですし個の技術力なんかは
もしかして、27,28,29,30期生たちの方がたくさんいますね。
でも、意思を持ってプレーできている子は!?って視点で見ると多くはないかな
って思っています。
人一倍、いろいろな本を読んだり、日本経済新聞など新聞を片っ端から読む僕の私見で
申し訳ないですが、今の学校教育は一人一人の個性を伸ばすってことよりも
みぃぃぃんなお利口さんになって過ごしなさいよ!
みんな一緒にルールを守りましょう!
って言われてるんじゃないかなって思うくらい、みぃぃぃんな一緒に見える。
もちろん、人様に迷惑をかけないとか・・・それは素晴らしいことなんですが
人としてふだんの生活の中で誰かに褒められたり叱られたり注意されたりすることで
気づいていく、ごく当たり前のことであって、それを、無理と押し付けちゃうと、
個人の表現が犠牲になっちゃうんじゃないかなって思います。
ハヤマでは、一人ひとりの意思を尊重しながら指導しています。
自分を表現する力はすごくパワーがいると思いますが
我々指導者も上から目線で指導するんじゃなく子供たちと一緒になって
一発ギャグをしたり、昔の古ぅぅぅぅいダジャレを言ったりしながら
愉快でおかしくも厳しくも指導に工夫をして
(いい年下したおっさんがプライドなんか捨てて体当たりで(笑))
できるだけ子供たちが自分自身をさらけ出せるような環境づくりを配慮してます。
従って、バランスさえ取れれば、最近のハヤマっ子もすごいポテンシャルがあると
思ってます。
最近の教育は、子どもに表現させるというよりも、制御しようとしてるのかなぁ。
子どもの意思を育むことよりも、言われたことを正確に実行する能力を育む傾向が
あるようなそんな気がサッカーを教えていてもそうだし、会社でも新入社員たちを
見ていて思います。
しかし、サッカーは自分を表現することが大切なスポーツなんですね。
自ら意思を持って、判断し、自由にプレーできるのがサッカーなんです (*^^)v
大切なのは自分を制御することよりも、おもいっきり表現させること。
自分がどうしたいか!、どんなプレーをしたいのか!
その意思を育むのが俺らサッカーの指導者の役目なんだと思います。
だからこそ、我々、大人は、もう少し子どもたちの感情を表現させてあげることが
できれば良いのかなって思います。
ピッチでも、もっともっと感情を出すことを許容して良いんじゃないかと思います。
サッカーを教える、鍛えるという発想ではなく、まずはサッカーを好きにさせる。
そして、上手くなりたいという気持ちを育むこと!
表現する力を育むこと!
表現力を磨くこと!
が大切だと思います。
だからこそ、ハヤマのチームスローガンは
Be good at what you like!! 「好きこそもののじょうずなり」
好奇心を大切にし、自分の意思でプレーするのがサッカーです。
これは人生も同じですね。
自分はなにをやりたいのか、どう生きるのかを決めるのは自分しかいません。
サッカーは生きる力を育みます。
サッカーの本質を伝えることで、生きる力を育むことができます。
しかし、教え込もう、鍛え上げようと、考え方を誤ってしまうと、
子どもにサッカーの本質は伝わりません。
ハヤマという素晴らしいチームが成り立っている前提を踏まえ、
子どもたちがもう少し表現できるように、
私たち大人は我慢もしながら見守っていかなければならないと思っています。
子どもたちが持つポテンシャルを解放できるように、
あるいは、引き出せるようにアプローチしていきたいと
常にあの手この手と工夫しながら接しています (#^^#)
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#個の育成にこだわり続ける
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しないことをする育成を探究し続ける
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