4年ぶりに出場した県大会・・・
久しぶりに登場したハヤマに玄人指導者さんやサッカー通の指導者さんは
そのハヤマの戦い方に注目していたそうです (#^^#)
ここでも一部のコメントを紹介しましたがその後もたくさんの電話を
もらいました (^^)/
攻め急がず、勝ち急がず、個とグループの戦術だったりサッカーとフットサルが
うまく融合し、左右だったり前線と最終ラインのバランスが取れて
なによりも試合を進めるリズムが滋賀のチームじゃないみたいだ!!とか。
そして、極めつけは、子供たちがサッカーをやらされているんじゃなく
子供たち自身の創造性でゲームをつくり楽しんでいるのが印象的だった!!
ってコメント (#^^#) (#^^#) (#^^#)
一文に簡単にまとめちゃってコメント下さった方々には申し訳ありませんが
ここで紹介させて頂きますね。
個の育成とは、技術、戦術面で特長を伸ばすことと、メンタル面を育むことです。
そこを誤解されずにお願いしたいですね。
サッカーはチームスポーツなので、チームワークが欠かせないことはいうまでも
ありません。従って、ベースとなる協調性を無視することはできないってことです。
しかし、強い集団というのは、サッカーチームだけに限らず会社でも同じで、
強い個が同じ方向へ向いた集団を意味します。
同じ方向とは?
サッカーなら「県大会優勝するぞ!」とか「このカップ戦優勝するぞ!」とか・・・
会社であれば「売上一兆円を達成するぞ!」とか「歩留り100%を達成するぞ!」とか
みんなで目標を共有して達成するために努力することを言います。
これを、「ベクトルを合わす」って表現しますね。
サッカーにおける個の育成とは、技術、戦術面で特長を伸ばすことと、
粘り強さなどのメンタル面を育むことだと思っています。
技術面では、指導者は短・中・長期的な練習メニューを作る前に
ハヤマっ子たちの特長を見抜く観察に僕は努めます。
サッカー指導者の中には、サッカー未経験だったり、小・中・高でサッカーを
辞めたりだったり、県リーグレベルだったりの指導者さんでも
“名” 指導者と呼ばれる指導者さんたちがいます。
それらの方々は、会社では企業人として部下を持っているというケースも
少なくないでしょう。
部下の特長を見極め、働きかけができる人は、子どもの特長も伸ばせます。
例えば、ドリブルが得意な選手には、パスを教えてプレーの選択肢を増やします。
一時的にパスの選択が増える可能性がありますが、これらが習慣化できたら
もう一度積極的にドリブルで仕かけるようにうながします。
本来の特長を忘れることなく、アプローチを続けることが大切だと考えているからです。
ただ、チームの全体練習の中で個々の武器を作り上げていくのは、
実際には難しい部分もあるんです。
トレーニングはきっかけ作りだと考えています。
よく日本代表の〇〇選手がコーチに止めろ!と言われるまでFKの練習を
全体練習が終わった後に夜遅くまで自主練習していたとか・・・
野球でもホームラン王の〇、ある選手が同じように自主練習していたとか・・・
そんな逸話がありますが、
実は、個の武器は練習時間の前後に行われる自主練習や自宅でやる自主練習などで
磨かれていることが多いんじゃないかなって僕的には感じています。
だって、全体練習では全員が同じメニューを練習するわけですから
同じ分しか成長しないですよね。
そこで差がつく、つかないは、理解力ともし理解していなくても理解できるまで
仲間に聞いたりコーチに聞いたりする理解力が影響していると思います。
大人社会でも同じですが “知ったかぶり” はその場しのぎで
いざ組織やチームとして動いたときに理解していないとすぐにバレて
まわりに迷惑をかけてしまったら余計に不協和音が起こっちゃう。
だからこそ、指導者は問いかけ方式でできるだけ口数多く話をして
コミュニケーションをとることが大事だと思っています。
技術以外の面では、パーソナリティーが重要です。
そうです!ハヤマでは、独創性とオリジナリティって表現しています。
個性というよりも人格と言った方が的を射た表現かも・・・
趣味から多くの文献を読んでいると海外では選手発掘をする際のポイントとして、
テクニックやフィジカルだけでなく、パーソナリティーを大事にしているらしいです。
辛い状況を乗り越える経験が、不屈の精神にもつながってくるでしょう。
挑戦し続けることや、諦めない大切さを伝えることも個の育成には欠かせない
要素なのです。
テレビでプロの試合を見て「ああいう選手になりたい」とか言い始めるのが、
子どもがサッカーに真剣に向き合い始めようとする時期だそうです。
個人戦術については、言葉ではなく感覚として実際にプレーを見せるなど、
視覚的に伝えた方が良いというのは今までのコーチライセンス講習会や
リフレッシュ講習会、あるいは若いころに個人的にいろいろと交流ある指導者さん達と
サッカー談義して学んだことです。
だからこそ、3,4年生には試合に出れなくとも試合をベントから見ることも
大事だと言われています。
例えば、ミニゲームに大人が混じってパスをするふりをしてドリブルで仕かける。
そこで「これ、できる?」と言うだけで、子どもは真似をして みるもんなのです。
5年生や6年生にもなるとハヤマでは強制はしませんが個の引き出し(アイデア)を
たくさん持ってもらうために事例としてグループ戦術を室内練習でも習得し始める
時期でもあるので経験してもらっています。
その手前という意味でも3〜4年生は、ハヤマの育成計画として技術を学びながら
生かす術を身につける時期であり、個人戦術を学び始めるの適切な時期としています。
簡単に言うと、味方からのパスをどのタイミングで受けるかというのが個人戦術で
受けたボールをどのように扱うかが、技術の部分になりますね。
個人戦術を学ぶ際の最初は、攻撃面から取り組むのが良いと思って取り組んでいます。
攻撃の選択肢をたくさん持っていることは、将来的なプレーの幅を広げることにつながるからです。
僕たちの時はヨハン・クライフを擁するオランダ代表がトータルフットボールとして
話題になりました。
そして、指導者を始めたころもオランダは育成方針が明確でオランダに習えと
言われていました。
とくに、オランダの名門アヤックスは、トータルフットボールを提唱し、
バルセロナの原型となったクラブとしても有名ですが選手育成にも定評があります。
(これも当時、我流で読んだ本からの学びで申し訳ないですが)
アヤックスが選手発掘をする際のポイントとして、
年齢が下がるにつれて、攻撃的な選手がスカウトされる傾向が強いとのことでした。
その中で守備に特長のある選手がコンバートされることで自チームの攻撃時には
最終ラインでもボールを保持することができ、どこからでも攻撃の糸口を探ることが
できるようになると言われていました。
理想としては、まず選手のストロングポイントを伸ばすことです。
例えば、雨ちゃんや一太郎にも言っていましたが
足の速い子がスピードアップをすべき場所やタイミングを覚える。
すると、試合の中でスピードを効果的に生かすことができ、活躍できます。
とにかく、ハヤマっ子たちにたくさんの成功体験をさせてやりたい!
成功体験は、試合に勝った負けたとか以上に、子どもたちの取り組み方を
より一層、積極的にしてくれます。
ハヤマではいつも言うように、自分の特長(自分の持ち味)の生かし方を覚えることで、
個人戦術や今後学んでいくグループ戦術、チーム戦術の大切さにも気づけると思います。
そういう意味では、3,4年まではどんどん攻撃的に相手から点をどうしたら
奪えるか!!的なことに時間を割いて試合で点を取られてら取られた分だけ
取り返すくらいの強い気持ちで臨めばよいと思っています。
そして、5年、6年くらいから守備力つけてって感じでも十分に遅くないですね。
だって、サッカーの試合はボールは一個しかないし、攻めるゴールは1つだしね。
そのボールを奪うためには個人でデュエル力を上げるとか仲間とコミュニケーションを
とるとか・・・
ゴールを守るのであれば相手にゴール方向に行かせない、蹴らせないためには
ポジショニングだったり身体の向きだったり・・・