色々なサッカーの本を読みあさっていると少年サッカー年代のことを育成年代と表現してます。
そして、「一番大切なことは、試合に勝利することではなく子どもたちが心身共に成長し、
次の年代へと繋げることです。」って書かれています。
でも、この表現は何にフォーカスして・・・どこ視点で・・・書かれているのか疑問。
現実は試合に勝てば『強いチーム=上手いチーム』って勝手な解釈が蔓延している。
この土曜日、日曜日もおかげさまでたくさんのカップ戦にお声頂きました。
土曜日はU12奈良サマーカップ一日目でした。
6年と5年で臨みました。
日曜日はU12奈良サマーカップ二日目とU12老上カップ
6年と5年と4年でteamハヤマスイカとteamハヤマメロンに分けて臨みました。
もちろん、あれ試そうとかこう試してみようとか色々と意図をもっていつも
臨んでいるのは言うまでもありませんがコロナにはもううんざりですね。
今年の夏は『俺の夏!ハヤマの夏!ひまわりのようにぐんぐん伸びよう!!』
なんて言ったにもかかわらず僕が平日休めなかったりで奈良のデイアブロッサ高田さんや
大阪や広島のチームさんの試合に連れて行けずにちょっと焦ってましたが
昨日、今日と試合を観て僕の心配もなんのその♪秘密の花ぞの♪聖子ちゃーーーん♪♪
オンザボール時の密集での上半身の使い方やボールの置き方、身体の使い方、相手との間合い
オフザボール時の動きでプレーにかかわったり、声でプレーにかかわったりと
年取ったのかな(苦笑)ひとり言の連発と一人笑い・・・
『うそやん!』
『おおおおおおっつ!』
『えっ?今の〇〇君!?できるやん!』
『あれから、勉強したんだなぁ!』
そうなんですよ♪ティモンデイ高岸やなかやけど
『できる!できる!やればできる!!』なんですよね。
だって、練習でやってるし、知ってるし、できてたんやし、学んだんやし・・・ね (^_-)-☆
今日の日曜日はU12のカップ戦が二つ重なりましたが4年まで投入して
ちょっとしたスタッフとの意図を入れたうえで平均的にチーム分けをしてみました。
一般論として考えると力としてはチーム力は半減でしょうか。。。
それでも
teamすいかは乱打戦からの4-5で負け♪
夕方にミーティングして情報交換してましたが負けた気がしない試合とのこと。
teamメロンは引分からのぉPK負け♪
僕は現地で見てましたが2年生まで投入してもやはり個の技術って最大の武器だね!
身体が小さくてもボール持ったらテクニックあればあとはボールと相手との間にある自分の身体を
軸に自分の身体を上手く使えば相手が6年であろうがキープできるもんね。
またパスの受け手となったときも相手の位置を確認してダイレクトでパス出しすれば
相手もかわせるしね (*^^)v
ってことで6年の試合でもテクニックさえ兼ね備えれば2年生も起用IQ使えば
うまく高学年さんと融合できるってこと (@^^)/~~~
また、6年5年が2年生や4年生の選手を上手く活かしたと感じるくらい質の高い
個のテクニックの一つであるリーダシップやコミュニケーションを発揮していると
思いながら見ていました ( ..)φメモメモ
そして何よりもこの二日間、みんながプレーを楽しんでいたことに大満足でした (#^^#)
そうそう! 7月の石川の遠征の時も静学の傘下のジュニアチームの監督さんから
ハヤマスタイルに魅せられて『ぜひ、うちのカップ戦に来て欲しい!』って声かけられたことは
ここでも紹介しました。
そして、この奈良サマーカップでも徳島県のチームから声をかけられたので内容を
紹介しときますね。
『ハヤマさん!むっちゃ上手い子ばかりで驚きましたー!うちもこだわってやってますが
それを更に上回るテクニック!(奈良東市の)〇〇さんに聞いたら滋賀県だとか!
昔はもっとキレキレのチームやったって聞きましたがさっきの試合でもボールの持ち方や置き方も
うまくてうちのスタッフがみな驚いてました!
ハヤマさんみたいな皆んなが個人で仕掛けてくるチームと試合できて収穫です♪
選手たちも私たちスタッフも勉強させて頂きました。
良ければうちの試合に声かけるんで来てください。』
『俺の夏!ハヤマの夏!ひまわりのようにぐんぐん伸びよう!!』
僕の意図はチームを引き継いだ当初から育成して遊んで勝てるチーム作りは言うまでも
ありませんが、プラス+++!! 誰を起用しても活躍できる全員育成!!
「そろそろドリブルで全員抜いて1点取って来て♪」➡「いいんすか!わかりました♪」って
有言実行して点が取れなくても試合の流れを動かせる選手♪ですね。
試合をしていると相手チームに背も高く足も速くスーパーな子がいて明らかに
その子が点を取って勝ち続けているチームをよく見かけます。
采配もその子の方に向かって蹴っとけ(いわゆるパス)的でその子もそないに
上手くなく周りの選手たちも???だけどジュニア年代はそれでも身体能力だけで点が取れる!
点をとったら周りの選手たちはその選手に集まって喜んでるけど本当に嬉しいんだろうか?
なんて思ってましたが、そう思いたくない!やってる選手たちにそう思わせたくないので
僕は誰を起用しても選手たちが存分に存在感を表現できるようにしたいな♪って
どっちみち、ジュニアユースに進めばみんなバラバラになっちゃうんだからその時に
「俺は強いチームにいたのに俺って一人ではこんなに何もできないの?」なんて
思いをさせたくないからね (^_-)-☆
やっぱ、僕も小4から今までサッカー続けていたようにずっとサッカーを好きでいて欲しいし
指導者がサッカーを嫌いにさせたらアカンでしょ!!
それだけジュニア年代の指導者って大切な役割なんでしっかりと大義名分持ってやって欲しい
って思うね。
HAYAMAは全員を起用して練習でやったことを発表してもらう機会をつくります。
今日も6年相手に2年の子が個テクで翻弄したように全員起用することで
新たな発見がたくさんあります (@^^)/~~~ワォースゲー♪
もちろん、勝利を目指すことは悪いことじゃなかですよね。
目の前の試合を真剣勝負で戦うからこそ、本気でやるからこそ、そこに成長があると思います。
ただ、ピッチに立ちチャレンジする機会が無い選手がいることは育成年代ではやっては
いけないことだと思っています。
全員に、少しでも良いから出場させ、チャレンジする機会を与えてあげながら、
その上で最大限勝利を目指すことが僕ら指導者の仕事だと思っています。
育成年代の今において、今の実力なんてものはそれほど大切ではありません。
これから年代が上がっていく中で、どの選手が隠れた才能を開花させていくかなんて、
誰にも分かりませんから (^_-)-☆
“今の実力”だけで選手の才能を決めつけることは危険ですね。
一部の選手だけを試合に出場させることは隠れた才能を潰してしまうことに
なりかねないと思っています。
全員をピッチに立たせて、チャレンジする機会を与えてあげたいと思っています。
そして、僕の長年の経験から・・・
思わぬ選手が伸びることがある!!ことを経験しています。
とくにジュニア年代はそれが激しいですね。
「まさかこの選手がここまでの選手になるとは思わなかった」
そんな事例がたくさんあります。
もし実力でメンバーをしぼったり、現時点で実力のある子ばかりを出場させていたら、
間違い無くそんな選手たちは生まれてこないと思います。
全員を試合に出場させていたからこそ隠れた才能を引き出すことができるはずです。
もっと言うと、才能を開花させるのはもっと先の選手だっているかもしれません。
そんな選手に、できるだけ経験を積ませてあげること。
それこそが育成年代・ジュニア年代でするべきことだと考えます。
全員がチャレンジする機会があり、試合経験を積むことで、一人一人、そしてチーム全体が
成長していき、チームの底上げにもなります。
そのことによって、時間が経てば一人一人が成長し、
僕が毎年、意識している「誰が出ても戦えるチーム」、すなわちハヤマスタイルの
もっとも重要な要素となっていきます (#^^#)