この夏はこの盆休み含めて学校の先生やオシムさんの元でスタッフしていた人と
話す機会があり僕的には過去の経験なんかどうでもよくて指導者として
日々勉強し続けているにも関わらずまだまだ多くのことを吸収してHAYAMAの
子供たちのために生かしたいととても良い学ぶ機会を与えてもらったと思う。
先日の練習ではHAYAMAのOBでセゾンに進んだ努力のかたまりの
『蓮』が来てくれてみんなにボールの持ち方とかを教えてくれました。
なんでも家に帰りお父さんに働くようになったら
『サーさんみたいなサッカーの指導者になりたいな!』 (#^^#)
指導者として最高のほめ言葉♡
ユウジンやタイカ、コスケの時にも言うてもらったことがありますが
なんか嬉しいね♪
僕の指導は感情的に叫ぶことはまずなくて(誤解招きがちですが)役者になって
こんな発言するとこうなるだろうといくつものパターンを±想定して計算して
鼓舞しつつ叱咤激励するのが僕流ですがバレバレでした (^^;)
いわゆる京セラ稲盛流人材育成ってやつです。
こうしたらそうなるだろう!こう言えば相手はこう思うだろう、こう質問するだろう!
わざと挑発したり、わざと褒めてみたりして相手、先方さんの反応を観察する・・・笑
僕が円陣の中で勝った試合だけど仲間同士で助け合わずにオフザボールの動きが
単調だった試合・・・試合後に(わざと)雷を落としているときも一人二人がニヤニヤ!?
人が話しているときに何をニヤニヤしてんだ!!ってブチギレしましたが
その子が家に帰り『父さん、試合後なサーさんにニヤニヤしてしまって怒られたんやけど
試合中な僕の動き「ヤバッ!」って思うことがあったん。バレてないと思ったんやけど
試合後円陣で「手抜きやがって!」って注意されてつい嬉しくなって・・・ちゃんと
観てくれてやはるんやで♪』
僕は先輩に恵まれていて多くのことを学んだ・・・
チーム創部者の石田先生やハヤマセゾンで指導者のノウハウを学んだセゾンの
岩谷さん!!から「サーキ!これからも感情的に言葉を発するな!!特に、
アホ、ボケ、カス、シネ!!これは自分で自分の価値を落とす。」
って言いながら「あぁぁぁほ!!」「あほかっ!」ってよく耳にしましたが(笑)
これは関西流の挨拶の言葉で愛情表現だそうです(笑)
吉本新喜劇でも「あ~ほぉぉぉ」ってギャグがあります
ただ、僕は今でもボケ、カス、シネ!!これだけは会社人間として当たり前ですが
言いませんし言うてるのを耳にすることがありますが僕は嫌な気分になります。
HAYAMAのスタッフにも言わないように言うてるつもりです。
そしてこの感情的にもの言うのを社会人になり故稲盛さんから理論として
学びました。
『感情、感覚、理性(論理)、魂の順番にレベルが向上する。
最も程度の低い判断基準は感情である。
経営者(サッカーなら指導者)は、感情や感覚に判断基準をゆだねず、
理性をベースにして、魂にその判断をゆだねなさい。』
本当に、石田先生や岩谷さん、故稲盛京セラ名誉会長には感謝しかありません♪
僕がHAYAMAの代表になってから指導者として意識していることです。
ただ世間的には試合中の声も「ただの大きな声」として他チームのコーチングと
同じように勘違いされ揶揄さたりしましたが
質の高いチームの指導者や保護者さんのいるチームなんかは
HAYAMAの監督の言うてることはアンタにも言えることやで!!って
言うてくれたりしてたそうです (笑)
もちろん、HAYAMA内部でも良く思ってなかった人もいたそうですが
そういう人のお子さんはジュニアユースやユースで絶対に訪れてくる
自分自身で感じる(えらい、つらい、成長してないとか)壁や
外部から感じる(レギュラー争いとか甘い誘惑とか)壁を乗り越えられず
何かと何かのせいにしてサッカーから離れてしまう子が多いですね。
EXEさんやガンバ門真さんしかれ奈良でも県内の同じようにワァワァ言うてる
チームと中身が違い僕は聞いていて「なるほどな」って思うことがあるので
今でも仲良くお付き合いしています。お付き合いしてもらってます (*^^)v
僕は子どもを指導するときは答えを用意してません。
大人が答えを持ってると、僕が推奨する『問いかけ』が誘導型になってしまうから!
「どうしてそう思うんや?」「こっちはどう?」などと聞きながら・・・
よくあるのは『問いかけ』をやってるんだけど実は最終的に自分の答えに導こうと
誘導尋問になりがち(苦笑)。
でも、そうしてしまうと子どもらの自由な発想が削られてしまう。
HAYAMAスタイルの基本は練習でやったことを試合で遊び心でやってみること。
試合では基本的なポジショニングなどの現場主義でコーチングしますが
子供たちをロボットのように動かす指導スタイルではありません。
最初から答えを持って質問をする指導者は本当に多い。
たとえば、ある場面で選手が相手の裏スペースに抜け出してボールを受け
シュートを選んだとします。
でも、反対側にパスコースがありました。
だいたい、ほとんどのコーチは「ストップ」と言い「どうしてこっちへ行ったの?」と
質問します。
選手は「こっちが良いと思った」と答えますが、コーチは「でも、反対見たらこんなに
空いてたよ。本当はどうしたら良かった?」とあきらかに誘導していますね(笑)。
大人にそこまで言われたら、子どもは「反対」と答えるしかありません。
そうしないと、その場がいつまでも終わらないですしコーチは自分が用意した答えを
言わせているだけって感じです。
僕は「グッド!いい飛び出し!シュートは惜しかった。次は工夫やな。ちなみに、
反対にも仲間がいたけど見えてた?」って言うだけにとどめます。
どっちが良い選択肢とは言えませんがシュートトライして外したことに言及すると
次からトライしなくなるし、仮に、逆サイドにフリーの仲間がいても命令も誘導も
しません。プレー中に見なければいけないものを伝えたら、あとは子ども達の自由♪
もし、「反対も見た」って答えたら、その選手はあえて他の選択肢を使わなかったわけ。
我々、大人の好むプレーをやらせることが良い指導ではなかですね。
私の指導とは教えないこと。ふだんの日常生活や会社生活では
「自分なりの答えをもって人と話すこと、打ち合わせに臨むこと」が日常的ですが
サッカーの指導で子供たちを話すときは子供たちの自由闊達で奇想天外な発想も
あったりして逆に指導者の僕も気づきや学びがあるので
「答えを持たずに問いかけたほうがいい」というのはそういうことです。
懇親会の二次会でこんな話になりました。。。
「俺はサッカーを知っているんだ」という根拠のない上から目線で姿勢で子供たちに指導すると、
そのコーチ以上に能力がある選手は育たないって話です。
「どうして右なん?左にフリーな味方がいるやん。ほんまにそれでいいんか?」って
コーチに誘導されたら「左」と答えるしかないって話です。
しかし、右に出した子どもは、一度出して、もう1回パスをもらうとか、
何かイメージがあったかもしれないですし、放っておけば天才的なひらめきで(笑)
いろいろなプレーをしたかもしれないってことです。
僕はHAYAMA6年たちが急成長してくれている要因はHAYAMAに移籍してきて
ドリブルのコツを学んだり個の技術力をつけたんじゃなくて僕は試合では
試合ごとにテーマを与えて主将中心に自由奔放、天真爛漫に遊び心重視でさせて
試合が単調になれば『とうがらし♪』って言ってドリブルだけにして
仲間との距離感を自然に気づけるように手を加えるだけで放ったらかし。
要は、子供たちが主役の試合でコーチが一つ一つ試合中に答えを決めてかかって
言い続けるのは、子供たちの発想を阻害し、伸びしろを止めてしまうね!!って
結論でした。
元YMCAのスタッフさんにからまれて色々としゃべらされましたがHAYAMAの指導は
この奈良の大会でも当時は奈良の強豪で奈良YMCAとしてHAYAMAと試合して
HAYAMAには負けたことが無かったと自慢話をしながらもHAYAMAの選手たちの
質の高さや指導方針はYMCAと似たところもあり興味があったのでゆっくりと話せて
良かったと美味しいお酒を呑みながらもまわりからいじられながらホテルの部屋に戻り
一人部屋での僕の結論は『試合の時のコーチはお飾りで良か!!』
なぜならば、HAYAMA6年は僕から言うたのは「どうせサッカーは遊びやし
セットプレーでも試合のドリブルでもパス交換でも試合の中で遊ばな損やん♪
その代わり家族と一緒で皆で意見交換しながらあ~しよう、こうしようって
やらんくて一人で遊んでたらアホやん(笑)みんなで遊んでアホになろう♪」
どこにいってもHAYAMAの子は試合は観ていても面白いし何よりも楽しそうに
プレーしているって褒められますが僕はただ放ったらかし。
四条畷での正覚寺・EXEフェスタで試合した東京のチームの監督さんからは
「試合中になめられてるぞ!って上から言ってすみませんでした。HAYAMAの子らが
あまりにも楽しそうにボール持つからつい悔しくって!」
試合後にお詫びのお言葉も僕にとっては嬉しさしかない (^▽^)
HAYAMA5年4年も石川遠征時に野々市の監督さんからこの学年は
自分からスタイルじゃなく動かされている感がある中を10番14番の子が気にせず
HAYAMAらしく自由にやっていますね(笑)。
これから6年になったらチーム全体がど味付けされるのか楽しみ!!
って言うてくれましたが8月の後半なのでHAYAMAスタイルの指導プランで
子供たちの自由な発想を尊重した『答えを持たない問いかけ方式』で
将来育成目線でお遊びさせたいと企んでいます (@^^)/~~~
コーチスタッフの皆さん宜しくお願いします (*^^)v