自問自答:じもんじとう!

冬休みに入り全日本少年サッカー選手権が始まった。
滋賀からも滋賀代表が出場しているが今回はそのチームから
HAYAMAに数人が移籍していることもありどんなサッカーを
展開するのか、もともと興味がないが移籍したきた子が
どんな環境で今までサッカーをしてきたのか知っておくべきかなと思い
謙虚な気持ちで他のチームから学ぶこともあるので
vsレノファ山口の試合をじっくりと観察させてもらった。
僕の品質保証屋としての観察分析のノウハウもあるので㊙として
世間的な見方で表現しようかなと・・・
ディフェンスには短髪のかなり大きい選手を布陣とし(なるほどね)
両サイドハーフの前のスペースに徹底してロングボールを配給する
試合運びだった。
レノファ山口の両サイドハーフの選手たちは味方ゴールにお腹を向けて
プレーさせられる状況が続きそこから横パスやバックパスを
滋賀代表のチームが狙うって感じだろうか。

サッカーがスポーツである以上、勝つことが最大の目標であることは確か。
ただ「勝ちたい」だけではダメだと僕はいつも思っている。

僕は、いつも言っていますが
「見ている人を魅了させて勝ちたい!」、
「歩いている人が足を止め面白いサッカするやんって興味を持ってもらい勝ちたい!」
「人を感動させて勝ちたい!」と思ってる。

なぜならは僕にとって、スポーツは、僕は習字は段持ちで絵画も幼少時は府知事賞を
もらったことがあるが、芸術!いわゆる、アートだと思ってるんで!!
例えば人々がメジャーリーガーのイチローさんや大谷翔平さん、フィギュアスケーターの
羽生結弦さんに世間が注目するのはなぜなんだろう・・・
彼らが勝つところを見たいのはもちろんのこと、彼らのプレーから、
ありきたりの日常では見られない「何か特別なもの」を見て、
うーーーーーわ♪すごいやん♪やっぱちゃうなぁ~って感じたい。
そんな思いが心のどこかしらにあるからだと思う。

サッカーでも同じようにそう考えるから、僕は自分が担当するチームの子供たちにも
見ている人を魅了するような観ていてワクワクしたりキュンキュンするような
サッカーをして欲しいって師匠であるセゾン岩谷さんに仕えて以降ハヤマの代表に
就任してから今に至る約20年間ずっとブレずにこだわりをもって続けている。

最近の滋賀における小中高とどのチームも金太郎あめのように切っても切っても
同じ顏しか出てこないような、同じようなパスの受け方や相手の崩し方をしてて、
「おぉぉぉぉ!すごい♪(僕は試合を見ると選手達がどうプレーするのか予測しながら
 見るんですが)うぅぅぅぅわ♪そうくるかぁ~だまされたぁぁ♪」って思うような
試合が少なく全く面白味を感じない。

おそらくその原因はマニュアル通りの指導なんだろうか。
それとも、とにかく勝てば名前が売れて「強いチーム=上手くなる」って勘違いして
たくさんの選手が集まるとか、指導技術がないことをごまかすために前に蹴って
走らせて点をたくさん取って勝たせるための試合に頼っているから、
独創性やオリジナリティなんてものは生み出されることはないだろう。

さっきも言ったけれど、サッカーは芸術!アート!って表現したように
サッカー協会の指導教本や誰かの書いた本などの枠にはめたような練習や
フォーメーションから魅力的なプレーや人をワクワク、キュンキュンさせるような
芸術的なプレーなんて生まれるわけがない。

あっ!サッカー協会のマニュアルは僕もライセンス保持しているので全て熟知し
それを参考にハヤマっ子たちの顔を思い浮かべてハヤマっ子流にアレンジして
活用しているので悪いとは言わないです。
そのまんまのマニュアルに従えば指導者は楽だし、それなりの結果はすぐについてくる。
ただ、やらされる選手が育ちその時はたちまちの結果が出るかもしれないが
その先はどうだろう!?

勝つために、さっきも言いましたが、守備の組織練習をしてディフェンスの選手が
ボールを持ったら前に大きく相手陣地に蹴りこむなどして失点のリスクを減らせば
負けないサッカーはできる。
今のハヤマっ子達も個性豊かな子が多いので勝つ&負けないサッカーをすれば
勝ち星は先行するだろう・・・かな。たぶん!maybe!perhaps!(^_-)-☆

でも、「見ている人を魅了して勝つ」すなわち、僕流に『遊んで勝つ♪』ためには、
回り道になるだろうけど、与えられたものではなく、子供たちが自分の頭で考え、
独特の戦い方や武器を作り出す努力をすることが大事だということ!!!

そう思って、僕はハヤマでは個人のテクニックやスキルを磨かせることに持てる力の
全てを割いてきました。
GKがボールを持った時が攻撃のまず最初の一手ですから「投げてつなごう」と
言ってみたり、DFにも「大きく蹴り出さずに、味方同士で丁寧につなぎながら
ビルドアップしよう!」って伝えている。

そんな感じでいっつも努力をして臨むんだけど、実際の試合になるとなかなか勝てない。
僕なりにハヤマに入ってうまくなりたいって努力する子供たちをいつも見ているし
僕も一人の親として親は勝つ試合を見たいだろうしそれなりのプレッシャーもあり
また人一倍の負けず嫌いなので、やっぱりやる以上は勝ちたい。。。。。
何より、プレーしている子供たちが一番勝ちたかったはず。

ハヤマを率いて約20年・・・それなりに毎年、公式戦は出させてもらってたが
ここ3,4年は随分のご無沙汰で周りからは「冬眠から難民やな!」って
いじられたりするんもんですから(笑)
「こだわりを捨てて、蹴って走るサッカーしようかな」と悩んだこともあったなぁ。

なかなか勝てないときは僕でもそんなことの繰り返し・・・
でも、結局のところ、ご父兄の理解もあり、ジュニアユースやユース年代で活躍する
OBたちの活躍を耳にすることを励みとして僕の信念を曲げることはなかった。

「自分の指導に徹することが、必ず子供たちの将来にとってプラスになるはずだ」という
強い気持ちがあったのもOBたちの活躍が僕の背中を押してくれているのは事実♪

勝負の世界には勝者と敗者がいるのは当たり前。
長い人生の中で、ジュニア年代というわずかな時問に負けることくらいは、
(変な表現になるが)そんなに大したことじゃないと思う。

それよりも、頭が柔軟な12歳以下のゴールデンエイジに、
自分で考えるサッカー、個人を磨くサッカーをしておけば、
いつかきっと勝てる時が来る。
いや、それをOBたちは体現してくれている (@^^)/~~~

だからこそ、僕はハヤマっ子たちに言い続けている。

「君らのやっているスタイルは他のどのチームもやってないしできない。自信を持って
やり続けよう(*^^)v」って (^_-)-☆

育成年代の指導者は、長期的な視点を持ってPDCAを回しながら、
物事に取り組まなければならないと思っている。
子供たちの今ではなく、3年後、5年後、7年後、10年後の姿をイメージして
アプローチしていく・・・それをしっかりと脳裏に刻みこむ必要がある。

子供たちを指導しつつも僕自身もたくさんの本を読んだり多くの人との会話に謙虚に
傾聴し学び、常にこれでいいのかと自問自答しながら日々反省を忘れれずに、
雨の日も、風の日も、雪が舞う寒い日や、太陽の光が痛いくらい暑い日も、
僕はできる限りの時間を、グランドに通い、選手たちのリフティングやドリブルを
見守ってきた。
右も左もわからないような初めてボールに触れる子供たちや
移籍前は強いチームにいたにもかかわらず個の技術ができてないにもかかわらず
基本を通り越して型にはめたサッカーをやらされていた子供たちの
テクニックを鍛え上げ、次のカテゴリー以降で活躍するプレーヤーが多い事実は
重いと思うし僕自身にとっても大きな誇りに他ならない自己満足感 (^^;

ハヤマ出身の選手は本当にボール扱いに長けている(@^^)/~~~
そんな評判を毎年と耳にするたび心が熱くなる。
僕は県大会出場や全国大会出場以上にこの快感がジュニア指導者の功績なんだと思う。
サッカーへの取り組む姿勢、諦めないメンタリティ、負けず嫌いや闘争心・・・
そういう部分がとにかく重要!!

どんなに類まれなセンスを持っていても、それを自分の努力でコツコツと
磨けない人間は大成しない。
何事も『・・・し続けること!!』 
そう!「継続は力なり」ってこと (@^^)/~~~
自分のプレーヤー経験と石田先生や岩谷師匠はじめ多くの先輩指導者から学びつつ
サッカーとフットサルの融合だの、経営の神様の稲盛京セラ名誉会長から
京セラフィロソフィーを叩き込まれサッカーマネジメントに生かすだのと
意味不明なことを滋賀で言い出した、ある意味、変なやつっていうか、異端児扱い
されながらも、いつも自分なりに、必死にもがき、自分流を見出そうとしている
僕自身のサッカー指導者人生、哲学はまだまだ発展途上でもっともっとエンハンスさせ
たいという心が20才的なぁ僕が今もそしてこれからもウキウキ、キュンキュンして
楽しみでならない (#^^#)

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