稽古に神変あり (@^^)/~~~

僕はテレビでJリーグの試合をやっていてもプロ野球の試合を見る方が
面白い!!サッカーの試合はBSやCSで海外の試合ばかり見てるuuu!
ってよく呑み会とかで言うてますが
実はJリーグの試合もちゃっかり見ています。
テレビ観戦の見方は人それぞれですが僕の場合はほとんどボールのあるとこは
見てなくてオフザボールの動きを見ています。
(生観戦でもジュニア指導の試合でも同じです)
テレビ観戦で役に立つのは画面上の実際のプレーに対して解説者のコメント!!
福西さんや松木さんや木村さんや多くの解説者さんがいますが
いろいろな切り口な解説の仕方があって非常に興味を持ってコメントに傾聴します。

サッカーの試合をテレビ観戦しているとき、
解説者が「あの選手はボールをもらう前の“動き方”が良かったですね」って
言うことがあります。
選手がボールを持っていない状況をもうみんなも知っての通り
“オフ・ザ・ボール”と言いますが
実はこの動きを理解しているかどうかが子どもたちのプレーの質につながります。
ところが、比較的サッカー素人のお父さんお母さんにとっては
ボールを使ったドリブルやコントロールと違い「何が上手な動きなのか」が
わかりにくいと思っている人も多いはずだと思います。

前からよくここのブログでも書いていますが
「3分」って数字!!
この数字はあることを意味していますがもう一度、おさらいついでに
何を意味しているでしょうか。
この数字は11人制のフルコートのトップレベルの試合で
1人の選手がボールに触る合計時間の平均です。
そうなんですね。たった3分という短さ!!
サッカーを観戦するとボールのある局面に目がいってしまいがちで、
実際より多くボールにさわっていると勘違いしてしまいます。
しかし、現実は約「3分」しかないんですね。
ってことは、残りの約「87分」はボールを持っていない
「オフ・ザ・ボールのプレー」
となるってことです。

これを少年サッカーに例えると8人制でコートが50×68mと狭くなります。
(中学年代~大人は68×105m)
試合時間も公式戦は20分ハーフですから40分となります。
日本サッカー協会はジュニア年代にてできるだけ試合の中での
ボールコンタクトを増やすことと出場機会を与えるために8人制に移行しましたが
それでもジュニア年代にて試合にてボールを触る時間は約「2分」で
残りの約「38分」はボールを持っていない「オフ・ザ・ボールのプレー」ってことです。

すなわち、サッカーっていうスポーツは、試合時間の90%ぐらいが
ボールを持たない時の動きの質をどれだけ高められるかが重要なスポーツ!!
ってことになります。

ほとんどのチームが勝つことを目標にして
単純にボールを前に蹴り返して足の速い子を走らせて
点取ったぁ!!勝ったぁ!!って試合や
大人の指示で決めごと(試合の展開方法:パターン)を実行させて
俺が勝たせてやったぁ!!みたいな試合をして
選手自身以上に大人が大喜びして満足感を味わっています。
しかし、その喜びの陰には多くの負の作用が潜んでいて
ジュニアユースに進んだ時にジュニア時代は強いチームにいたけど
みんながバラバラに進路した時に「蹴る」、「走る」はでけても
「観る➡判断する➡実行する」からの個人戦略・個人戦力や基本技術含めた
個人技術については劣る選手がほとんどで
ジュニア年代にあまり勝てないチームにいてもしっかりとジュニア年代に
やっておくべきことを熟知し将来活躍目線で我慢して丁寧に指導している
チームから育った選手がジュニアユースで活躍するケースが多いです。

そういう現実をジュニアユース指導したり県のトレセンやGKトレセンとして
小中高のカテゴリーを目の当たりにしていることもあり
僕はハヤマではとにかくボールを人一倍たくさん遊び心で触ろう♪
遊んで勝てればいいねぇ♪ (あぁぁしたぁ晴れたらいいなぁ♪なんて歌のノリ)
ハヤマスタイルの誕生の礎です (@^^)/~~~

もちろん、持ち前の身体能力と持って生まれた才能をそのままうまく生かし
成長する選手もたくさんいますがそういう選手は
他の選手がコーチから注意されていることや人の話をしっかりと聞き
自分の成長に生かしたりして要領がよく非常に賢く機転が利く子が多いですね。
そうなんです。
数あるサッカー選手の成長の機会として 『ずるがしこい!!』って言葉が
キーワードになります (^_-)-☆

さて、ハヤマには新しい子もたくさん入ってきてくれているので
上記の文章でも話した、『観る➡判断する➡行動する』の “みる” について
これも話しています(決して、ボケがはじまったわけでなりません 笑)
日本語もとてもややこしくて・・・たくさんの“みる”という言葉があります。
ぼんやりと“見る”
サッカーを“観る”
患者を“診る”
病人を“看る”など、、、これだけの意味が存在します。
これはサッカーの守備も同じで、さまざまな “みる” を使いわけることが
とても大切だと思っています。

なぜならば、守備の選手はマークしている“人”と“ボール”の状況を
つねに把握しなければ、効果的な守備のプレーができなからです。
(これは先日の伴谷スーパーカップでも言いましたね)
優れた守備の選手は、強靭なフィジカルと同じくらい、状況把握のための
“みる” 能力が高くなければならないからです。
日本は攻撃が優れた選手がいなってよく言われます。
メッシでもC.ロナウドでもマラドーナでもみんな攻撃に優れた選手ですが
攻撃するにはボールを奪わないと攻撃できませんし
奪ったとしても奪われない工夫をしないと攻撃できません!!
従って、サッカーはボールを奪い返すプレー!
すなわち、守備ができないといけんってことです。
守備って言葉はネガティブにとらえがちですが
ゴールキーパーのキャッチングから攻撃が始まる!!
フィールドプレーヤーがボールを奪い返してから攻撃が始まるって
考えると・・・
守備はとてもポジティブで明るく楽しいプレーの一つだと思いませんかぁぁ♪

また、守備のときに
緊迫する場所のひとつにペナルティーエリアでのプレーがありますね。
ゴールが近く、ほんの一瞬のマークのズレが命取りとなるこの“危険地帯”。
一瞬のミスも許されない状況で “手” を使うことは重要なプレーです。
(誤解しないでねぇ~ハンドになっちゃいますよぉ (笑))
特にコーナーキックでは、オフサイドがないので、
相手選手は好きなタイミングでどこにでも移動します。
その時に守備の選手は “1cm” でも、その選手がプレーのできるスペースを
削るマークを続けなければなりません。
実際の試合でも、守備の選手が自分の手を “触覚” のようにつかい、
相手の瞬時の動きに素早く対応しているケースがあります。
(こういう技術は南米の選手のプレーを参考にすると良いです)
もちろん、相手を掴むことはファールになるので行き過ぎたプレーは
注意が必要でペナルティエリアなのでPKになってしまうやぁぁぁんってことに
なります。

守備における3つのポイントは
“身体の向き”
“首を振る”
“手をつかう”
です。

身体の向きは、“グッド・ボディ・シェープ” として練習でも意識しているし
首を振るについてはハヤマではボールリフティング、すなわち、ジョグリフや
ドリブル練習、すなわち、ジョグドリの時に意識してもらっているので
なぜ身体の向きが大事なのか!?
なぜ首を振ることが大切なのか!?
その理屈も理解してくれているのでここではまた復習として
アップデートしようと思います。

試合観戦はなにかとボールがあるところに目がいってしまいがちですが、
ボールを持っていない選手を観て 
「何をみて考えているか」
「今そこに移動しているのはなぜか」などを考えながら
試合を観戦することも
イメージトレーニング(脳トレ)として
サッカー上達のために大切なことだと思っています  (@^^)/~~~ガンバレー♪

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